受注額 前年同期比2ケタ減
日本電機工業会(JEMA)はこのほど、2020年度第Ⅰ四半期の重電機器受注生産品出荷実績を公表した。
受注額は、前年同期比89.1%の3373億円と5四半期ぶりの減少となった。
需要者別では、内需、外需ともに前年同期比減少となった。
需要者別動向
内需は、前年同期比87.7%の2626億円と5四半期ぶりの減少となった。
製造業は、前年同期比75.3%の613億円と2四半期連続の減少。主要需要先でみると、繊維・化学・窯業・土石、鉄鋼業、はん用・生産用・業務用機械、電気・情報通信、自動車すべてで減少となった。
非製造業は、前年同期比90.7%の1517億円と前期の増加から転じて減少。大口需要先である電力業は6四半期ぶりの増加、運輸業・郵便業・通信業は7四半期ぶりの減少となった。
官公需は、前年同期比104.6%の465億円と6四半期連続の増加。大口需要先である地方公務は3四半期連続の増加となった。
外需は、前年同期比94.7%の747億円と2四半期連続の減少となった。
製品別動向
遮断器(内需減・外需増)、配電装置(内需・外需ともに増)は前年同期比増加、発電機(内需増・外需減)、交流電動機(内需・外需ともに減)、電力変換装置(内需・外需ともに減)、変圧器(内需減・外需増)、制御装置(内需・外需ともに減)は同減少となった。