全日本電設資材卸業協同組合連合会はこのほど、連合会としての持続可能な開発目標(SDGs)への取組みを公式ホームページに公開した。電材業界が取組む課題はSDGsの課題そのものとの観点から、「工・製・販」相互扶助の精神で目標達成に貢献することを目指す。
現在、新型コロナウイルス感染拡大にともなうIoTや5Gの普及加速、LED照明に代表される省エネ提案営業、脱炭素社会の実現(カーボンゼロ)、太陽光発電、蓄電池などエネルギー分野の発展、建築業界における働き方改革など、電材業界が取組むべき社会的・環境的貢献課題は、SDGsの課題そのものと合致する。
全日電材連では、今回の取組み公開を契機に、これまで積み上げてきた「伝統」と「実績」とともに、「工・製・販」の相互扶助の精神から生まれる「安心」と「安全」をもってSDGsの目標達成に貢献することを目指す。
作成されたSDGs独自ロゴには、「Mission of wholesale(卸業の使命)」との文言が記載されている。デザインは、電材メーカーの「D」と電気工事業の「D」を向かい合わせることにより、限りなく広がる電気の可能性とパートナーとのつながりを表している。
このほか、6月に実施した会員企業のSDGsに関するアンケート結果ならびに会員企業が取組んでいる事例も併せて公開している。
■具体的な取組み
◇エネルギーの地産地消
エネルギーの地産地消へ向けて太陽光発電、蓄電池、エネルギーマネジメントシステムを提案販売し、創エネ・省エネ・蓄エネに貢献する。
◇省エネ普及推進
LED照明をはじめカーボンゼロ商品等最新の電気設備を提案販売し、地球環境に優しく人間にとっても快適な生活を提供する。
◇防災・防犯の普及推進
最新の防災・防犯商品を提案し、安心安全な暮らしを提案するとともにライフラインである電気の安全維持をはかる。
◇工・製・販相互扶助の精神
「工・製・販」の相互扶助の精神から生まれる「安心」と「安全」を持って、国内外の人々へ電材業界が目指す未来を提供する。