SWCC 超電導でFFJと提携 2030年度までに社会実装

 SWCCは4日、Faraday Factory Japan(FFJ)と、超電導ケーブルシステムの開発・社会実装に向けた基本合意書を締結したと発表した。

 DCではサーバーの高性能化・高密度化に伴い電力需要が拡大し、ケーブルの大径化や布設本数、施工負荷、発熱の増加が課題となっている。新システムは冷却設備を含め、低電圧・大電流による大容量供給と省スペース化の両立を図る。従来の電力(CV)ケーブルとの比較では、ケーブル断面積を約5分の1、重量を約35分の1に低減できる。送電時の発熱も約10分の1に抑え、配線スペースやケーブル本数、施工負荷の低減につなげる。

 SWCCは超電導ケーブルの設計・製造・布設、端末・冷却を含むシステム設計、顧客環境への実装支援を担う。FFJは高温超電導線材を製造・供給し、関連技術を提供する。材料調達や顧客開拓・共同提案、実証、社会実装などは両社で進める。2030年度までの社会実装を目指しており、将来は工場内配電、次世代モビリティ、核融合などへの展開も図る。

電線新聞 4441号掲載