大光電機の「Lace metal」 iF DESIGN AWARDの「プロダクト部門・照明」分野で iFデザイン賞を受賞

アイキャッチ:受賞した「Lace metal」

大光電機の照明器具「Lace metal」が、「iF DESIGN AWARD 2019」の「プロダクト部門・照明」分野で「iFデザイン賞(優秀賞)」を受賞した。同社としては、2004年と2009年に続く3度目の受賞となる。授賞式典は15日(日本時間16日)、ドイツ・ミュンヘンで行われた。
「iF DESIGN AWARD」は66年の歴史を誇る世界最高峰のデザイン賞としてIDEA賞(アメリカ)、レッドドット・デザイン賞(ドイツ)とともに「世界3大デザイン賞」といわれている。
ハノーバーを本拠地とする「iF International Forum Design」が主催し、毎年全世界の工業製品を対象に優れたデザインを選出し、「iF DESIGN AWARD」を授与する。
同アワードでは、各分野で「iFデザイン賞」を選出し、そのなかから最も優れた「iFゴールド賞」を表彰する。今年度は、世界中から67人の著名なデザイン・建築の専門家が審査員として集まり、「革新性/仕上げ」「機能性」「美しさ」「信頼性」「ポジショニング」の5つのポイントから審査が行われた。
今回受賞した「Lace metal」は、金属加工技術を活用して日本の染型紙のような精巧で緻密な透かし模様をステンレス素材に施し、透かし模様の効果によって金属でありながら軽やかな印象を与える。消灯時には「素材感」が、点灯時には「光の存在感」が映えるように設計されている。
用途としては、和洋を問わず空間の華やぎを演出する照明として商業施設やホテル、住宅のダイニングスペースなどを想定している。

電材流通新聞2019年3月21日号掲載