5月度 新設住宅着工戸数

7万2581戸(前年同月比8.7%減)

着工床面積も2ヵ月連続減

国土交通省はこのほど、5月度の新設住宅着工戸数を発表した。それによると、持ち家は増加したが、貸家及び分譲住宅が減少したため、全体で前年同月比8.7%の減少となった。季節調整済年率換算値では、前月比3.3%の減少となった。


総 戸 数

全国の総戸数は前年同月比8.7%減の7万2581戸で、2カ月連続の減少となった。
新設住宅着工床面積は前年同月比4.5%減の612万6千平方㍍で、2カ月連続の減少となった。
季節調整済年率換算値は90万戸で、2カ月連続の減少となった。

利用関係別戸数
①持ち家
前年同月比6.5%増の2万4826戸で8カ月連続の増加。民間資金による持ち家は同6.9%増の2万2154戸で11カ月連続の増加で、公的資金による持ち家は同2.5%増の2672戸で3カ月ぶりの増加。
民間資金による持ち家が増加し、公的資金による持ち家も増加したため、持ち家全体で増加となった。

②貸家
前年同月比15.8%減の2万6164戸で9カ月連続の減少。民間資金による貸家は同20.5%減の2万2629戸で24カ月連続の減少で、公的資金による貸家は同34.6%増の3535戸で先月の減少から再びの増加。
公的資金による貸家は増加したが、民間資金による貸家が減少したため、貸家全体で減少となった。

③分譲住宅
前年同月比11.4%減の2万1217戸で2カ月連続の減少。内訳でみると、マンションは同22.7%減の9165戸で2カ月連続の減少で、一戸建は同0.4%減の1万1899戸で6カ月ぶりの減少。
マンションが減少し、一戸建住宅も減少したため、分譲住宅全体で減少となった。

建築工法別
プレハブは前年同月比1.7%減の9701戸で4カ月ぶりの減少、ツーバイフォーは同3.0%減の8214戸で2カ月連続の減少。