住友林業/木造超高層建築の開発構想W350計画を始動

住友林業は、1691(元禄4)年の創業から350 周年を迎える2041 年を目標に、高さ350 mの木造超高層建築物を実現する開発構想W350計画をまとめた。
この構想を基に高層建築物の木造化・木質化と街を森に変える環境木化都市の実現を目指す。この構想計画は、当社研究開発機関の筑波研究所を中心にまとめ、建築構法、環境配慮技術、使用部材や資源となる樹木の開発など、未来技術へのロードマップとし、木造建築物の可能性を広げていくとする。
この建物は、木材比率9割の木鋼ハイブリッド構造。構造は、木材と鋼材を組み合わせた柱・梁の構造に鉄骨制振ブレース(筋かい)を配置するブレースチューブ構造とする。
また、この建物の構想では、日建設計の設計協力でまとめている。

オーム社「電気と工事」2018年4月号掲載