住友電工は12月27日、「SEC—スミデュアルミルDMSW型」のインサートの材種を拡充するとともに、低抵抗型ブレーカL型を新たに開発し、2月から販売開始すると発表した。
SEC—スミデュアルミルDMSW型は、同社が21年6月に発売した高能率粗加工用高送りカッタ。汎用型ブレーカG型および高強度型ブレーカH型に加え、今回、低抵抗型ブレーカL型を新たに開発し計3型番とした。同L型は、切れ味と強度に優れた二段すくい形状となっており、低抵抗で安定した加工を可能にする。
さらに、これらのインサートに、新開発の4材種(XCU2500/XCS2000/ACS2500/ACS3000)を組み合わせることで、ステンレス鋼、チタン合金、耐熱合金といった被削材での長寿命化、寿命安定化を実現する。
近年、自動車や航空機、造船、産業機械、金型などの分野では、高能率加工に特化した工具への需要が高まっている。同社は、これらのニーズに応えるため、同製品を開発した。
同社は、既存のSEC-スミデュアルミルDMSW型とあわせた売上目標を、初年度1億円、2年後2.5億円としている。