電気の豆知識 ~いつか役立つ!? 電気にまつわる雑学篇~ 「電気の値段」

冬に人気のイルミやライトアップ

 冬の夜空に映える“電気”といえば、イルミネーションやライトアップでしょう。なぜ冬かというと、気温が低いほど大気中の水分量が少なくなるため、夏に比べて光が遮られにくく、きれいに見えるからだそう。空気が澄んでいるということですね。カップルで眺めればロマンチックなムードに浸れること間違いなしですが、女性が「まあ、ステキ!」と感激している横で男性は「電気代ナンボやろ?」などと間違っても言ってはいけません。ムードぶち壊しですから。ともあれ、確かに気になるところではあります。

イルミネーションはナンボ?

 大阪では「御堂筋イルミネーション」が有名です。大阪のシンボルストリートである御堂筋のイチョウ並木が色とりどりの光で彩られ、「2014」は「最も多く街路樹にイルミネーションを施した通り」としてギネス世界記録に認定されました。現在はさらに規模が大きくなり、全長約4kmに約130万個のLED電球が使われているそうです。

 ほんでナンボでっか? と調べてみると、2021年12月の日本経済新聞によれば「1日あたり約2万円」。およそ2カ月の開催期間で約120万円です。昨今は電気代が高騰しているのでもう少し高いのかもしれませんが、思ったよりお得な感じではないでしょうか。

ライトアップはおいくら?

 東京のシンボルといえば、やはり「東京タワー」ですね。東京スカイツリーができたことで、かえって昭和の大スターのような存在感を増した気がします。

 東京タワーは180灯のライトがタワーを浮かび上がらせる定番のライトアップと、268灯のLEDライトが多彩に変化する「インフィニティ・ダイヤモンドヴェール」という舌をかみそうな名前のライトアップがあります。定番のほうも「夏バージョン」と「冬バージョン」があり、夏はシルバーライト(メタルハライドランプ)、冬はオレンジ色のライト(高圧ナトリウムランプ)で季節感を演出しています。

 それで、おいくら? と調べてみると、東京タワーのホームページによれば「1日平均で2万1,000円程度」。1カ月で約60万円ですから、規模の割にはリーズナブルな金額といえるかもしれません。

昼も明るいコンビニの電気代は?

 昼夜を問わず明るいコンビニエンスストア。照明だけでなく冷凍・冷蔵設備などもあって電気代がかさみそうですが、一体いくらくらいなのでしょう。

 2013年に発行された『コンビニ店長のための節電ガイド』(東京都 環境局 都市地球環境部 計画調整課)によれば、東京都内の平均的な1店舗の電気料金は年間で約334万円。1カ月に換算すると約28万円、1日だと1万円弱ですから、なるほど節電は必須のようです。

電気代が高い家電とは?

 家の中に目を移すと、家電製品の中で電気代が最も高いのは、夏冬ともにエアコン。夏の2位が照明、3位が冷蔵庫。冬の2位が冷蔵庫、3位が給湯です。

 いつも静かにけなげに食材を冷やしている冷蔵庫の電気代が高いのは、何だか少しショックですが、考えてみれば冷蔵庫は他の家電と違って24時間・365日使いっぱなしなので、電気代もかかるのでしょう。そう思えば逆に感謝の気持ちも湧いてくるような。

 ちなみに、冷蔵庫の電気代は年間およそ8,000円~10,000円。1カ月あたり700円~800円といったところ。サイズが小さいからといって電気代が安いわけではないそうです。

(参考:「エネチェンジ」ホームページ)

ロボットの電気代って?

 やや唐突ですが、科学の粋を集めたロボットの電気代は、やはり高いのでしょうか? そもそも電気で動くのでしょうか? “有名”なロボットたちの動力源を調べてみました。

 『鉄腕アトム』は原子力(後に燃料電池に変更されたらしい)、『鉄人28号』は太陽光(他説あり)、『マジンガーZ』は光子力、『ロボコン』はガソリンから太陽光に進化、『ドラえもん』は「原子力エネルギー」から「何を食べてもエネルギーになる」に変化、『機動戦士ガンダム』はミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉……

 なんだかよくわかりませんでした。あ、もう一つ、有名な「ルンバ」を忘れていました。そう、私たちの生活に身近なお掃除ロボットです。1時間使用したときの電気代は1円かからないのだとか。