住友電工 蓄電池事業3件採択 経産省の補助事業で

 住友電工は2月10日、蓄電池導入事業3件が、経産省の補助事業に採択されたと発表した。同社のレドックスフロー電池(RF電池)を用いたプロジェクトが、今年度の再生可能エネルギー導入拡大支援などの補助金に選ばれたもの。採用されたのは新モデル「V40型」で、30年の長寿命や高い安全性、環境性能などが評価された。

 今回採択されたのは、福島県浪江町の2MW-6h(容量12‌MWh)、兵庫県太子町の2MW-4h、鳥取県倉吉市の2MW-3hの計3件。RF電池は、バナジウムなどのイオンの酸化還元反応を利用して充放電する蓄電池で、電解液が不燃のため火災リスクが極めて低く、消防法上の危険物にも該当しない。また、充放電の原理上、液の劣化がないため運転方法によらず長期間運用できる。

 同製品は、国内メーカーとして廃棄物処理法の特例である広域認定を取得済み。適切な分別により機器材料の99%がリサイクルできるほか、電解液のリユースも可能だ。セキュリティ適合レベルを示すJC-STARの取得など、国産電池としての信頼性の高さも採用を後押しした。同社は今後も持続可能な社会の実現に向けてRF電池の普及を推進する。

電線新聞 4423号掲載