電子情報技術産業協会(JEITA)はこのほど、「CEATEC JAPAN 2018」の開催に合わせて、「Society 5.0」の最新動向や各業界のフロントランナー企業へのインタビュー記事などをまとめた冊子『Society 5.0—テクノロジーが拓く私たちの未来—』を発行した。
JEITAは2018年度事業計画の基本方針に「Society 5.0の推進」を掲げており、2017年には会員規定に関する定款を変更してIoTに関連するあらゆる産業の企業/団体に会員の門戸を広げた。JTBや損保ジャパン日本興亜、LIXILをはじめIT・エレクトロニクス産業以外の企業が続々と参画している。
冊子では、「Society 5.0」の全体像や実現に向けて“フロントランナー”として走り出した経営者や先進企業の動向、そして「Society 5.0の総合展示会」として開催されている「CEATEC JAPAN 」の歴史などを取り上げている。
冊子の編集人を務めたJEITAの吉田俊広報室長は「『Society 5.0』は未来に向けた大きなビジョンであり、JEITAはその実現のためにIT・エレクトロニクス産業を中核に業種・業界を超えて社会課題に向き合う課題解決型の業界団体への変革を進めている。新たなビジネスの創出を目指す方々はもちろんのこと、未来に向けた新たな共創に動き出す方々の一助になることを願う」と語る。