住友電工 超硬ソリッドバー 半径・材種を拡充

住友電工は、「超硬ソリッドバーBXBR型」のコーナー半径0・15㎜と、耐摩耗性に優れたPVDコーティング材種「AC1030U」を拡充し、4月から販売開始すると発表した。
「超硬ソリッドバーBXBR型」は、バイトの両端が切れ刃となっている2コーナータイプで、コーナー単価を低減できるため経済性に優れる。
また、締結構造がシンプルなため、加工深さ5Dまで突出し量を調整可能。同社製品「HBX型」のほか、市販のスリーブにも適用できる。
鋭利な切れ刃形状と、高密着で平滑なコーティング膜を組み合わせたAC1030Uにより、優れた切れ味を長時間維持する。むしれを抑制し、高品位な仕上げ面を実現できるため、電子機器部品や自動車部品の精密加工に最適だ。
ラインナップは、バイト(ブレーカあり)が計21型番、コーナー半径0・05㎜(材種:AC1030U)が7型番、0・15㎜(材種:AC1030U)が7型番、0・20㎜(材種:AC1030U)が7型番。標準価格は4千300~6千450円(税抜)。
自動車、IT、医療などの小物部品の加工では、低コストで高品位な加工の需要が高まっている。同社は、初年度300万円/年、2年後800万円/年の販売計画を立てている。

電線新聞 4313号掲載