SPACECOOLとは
宇宙に熱を逃がしゼロエネルギーの冷却を実現する放射冷却素材「SPACECOOL®」を開発・販売する会社です。
SPACECOOL設立の背景
株主構成:WiL 51%、大阪ガス 49% スタートアップ企業
設立年月日:2024年4月1日
資本金:1億円
事業内容:放射冷却素材「SPACECOOL」の開発・販売
SPACECOOL®の放射冷却技術
独自の光学設計によって太陽光の下での冷却を実現。
脱炭素社会の実現に貢献します。
最大の特徴は国内唯一無二の「放射冷却技術」です。
反射:光エネルギーを物体で吸収せず跳ね返す現象。
放射:熱エネルギーを光エネルギーの形で物体外部に伝達する現象。
遮熱素材、断熱素材、遮熱塗料とは、異なるポイントです。
地球温暖化の要因への対策
暑熱により深刻化する屋外設備への影響
国内の太陽光発電所では、昇圧変圧器が猛暑による高温でアラートが発生し、安全機能が働きPCS(パワーコンディショナーシステム)が停止。また、主幹ブレーカーが猛暑の高温に耐えきれず、日中に頻繁にトリップしてしまう事例が発生。点検担当者が都度現地で復旧作業をしなければならないという人的コストも生じる(参考:メガソーラービジネス)
記録的な猛暑に襲われたロンドンでは、Google Cloudデータセンターの冷却装置が故障し、半日あまりサービスが停止した。また、同じロンドンのオラクルが持つクラウドサービス用データセンターでも猛暑による障害が発生。ITインフラにも猛暑の脅威が襲いかかっている(参考:WIRED)
SPACECOOLを活用した対策
〇屋外盤
〇太陽光設備のパワコン(収納箱)
〇空調室外機
〇現場事務所(コンテナ・プレハブ)
〇防犯カメラや防災サイレン等の制御ボックス など
内部に発熱するモノがある製品に外部遮熱だけではカバーできない。これまではファン設置等でカバーしていたが、電源レスで改善可能なのが放射冷却機能をもつ「SPACECOOL」
実導入事例(SPACECOOL社HPより抜粋)
①精密機器は高熱に弱い。その破損を逃れるための対策として。
②パソコンや制御ボックスの内部温度が上昇し限界付近になると警報アラームが鳴るが、そのたびに確認作業が必要になる。それへの対策として(人件費、時間削減等)
③室外機等の機体温度低減効果によるエネルギー削減として。
日本一暑いまちへSPACECOOL®を活用した防水シートのテスト導入を開始
「日本一暑いまち」として知られる熊谷市で建設中のネッツトヨタ埼玉熊谷店の屋上にSPACECOOLⓇを活用した防水シートを採用。
放射冷却素材「SPACECOOLⓇ」は直射日光下において宇宙空間に熱を逃がすことで、ゼロエネルギーで冷却することができ、ロンシール工業の防水シートと一体化することで、省エネルギーと建物の屋上防水性能の両立を実現します。
注目をあびるSPACECOOL
2024年度グッドデザイン金賞受賞。
東洋経済「すごいベンチャー100」2024年最新版に選出。
【COP29】環境省「ジャパン・パビリオン」に採択。
大阪万博 ガスパビリオンに採用。
お問合せ
SPACECOOL株式会社
〒105-6404 東京都港区虎ノ門1-17-1
虎ノ門ヒルズビジネスタワー 4階 ARCH内
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