【矢崎エナジーシステム】電池式都市ガス警報器を発売 業界最小で有効期限5年に延長

矢崎エナジーシステムは1日、電池式の都市ガス用ガス・CO警報器「YP-778A」を同日に発売し、これに火災検知機能を追加した住宅用火災(熱式)・ガス・CO警報器「YP-790」を10月21日に発売すると発表した。

両製品はコードレスなため、室内の美観を損ねず、コンセント位置の制約を受けず設置することができる。災害などによる停電時でも作動する安心・安全な警報器となっている。

白を基調としたコンパクトなデザインで、YP-778Aは幅75㎜、厚さ20.5㎜と業界最小。棒などでも押しやすいスイッチ形状や、既存物件のフックにそのまま取り付けでき、他社警報器にも互換性があるフック形状など、デザインに工夫をこらした。

従来の警報器では、ガスセンサの素子温度を約400℃に維持するために、AC100Vの電源が必要だったが、MEMS(微小電気機械システム)によるセンサ構造の改良、小型・超省電力化により、電池駆動が可能となった。

同社が15年に電池式の「YP-778」を発売したとき、その有効期限を3年としていたが、今回の製品では5年の有効期限を実現した。

現在、ガス事業者や利用者から、コードレスでコンパクトなガス警報器のニーズが高まっており、その声に応えた。

電線新聞 4213号掲載