4K・8K対応 受信機器特集

メーカー各社の商品戦略

パナソニック エコソリューションズ社
テレビ端子 強い遮へい性能
高シールドらくらく端子タイプ㊤とF型接栓タイプ

高シールドらくらく端子タイプ㊤とF型接栓タイプ

現在、新4K8K衛星放送対応テレビ端子「埋込高シールドテレビターミナル・テレビコンセント」を発売している。
ケーブル接続方法が異なる2種類のタイプがあり、「F型接栓タイプ」は金属筐体を使った高シールド設計でF型接栓の接続角を25度に設定することで、スイッチボックス内に同軸ケーブルが容易に収納できる。
「高シールドらくらく端子タイプ」は、同社独自の製品で、施工が簡単かつスピーディに行える「らくらく端子」を採用。ケーブル接続部に同軸ケーブル芯線を挿入して金属製のダイカストカバーで覆い、カバーを1箇所でネジ止めする。これによって、F型接栓同等のシールド性を持たせることができる。
2種類とも機器からの電波漏洩に関する技術基準に準拠し、無線LAN等からの電波混入にも強い遮へい性能を備えている。

DXアンテナ
CSラインブースター
最大27dBの高利得設計

C27S

現在、新4K8K衛星放送に対応したCS/BSラインブースター「C27S(B)」を発売している。
アンテナから分配器やアンテナからテレビの間に取付けて使用、新4K8K衛星放送の周波数帯域(〜3224MHz)まで対応する。
特長としては、最大27dBの高利得設計のため、アンテナからテレビまでの距離が長い場合でも、弱くなったテレビ信号のレベルを充分に補うことができる。
また、IPX4に適合する防沫形のため、屋内・屋外のどちらでも使用することができる。
【おもな特長】
■高利得設計(最大27dB)
最大27●の高利得設計のため、アンテナからテレビまでの距離が長い場合でも弱くなったテレビ信号のレベルを充分に補うことができる。
■屋内/屋外共用
IPX4に適合する防沫形のため、屋内・屋外共用で場所を選ばずに使用できる。屋外では、壁板への取り付けだけでなく結束バンドを使用してアンテナマストに直接取付けすることも可能で、施工性に優れる。
■UHF・V—Low・FM(CATV)パス回路付
UHF・VHF・FM・CATV帯を通過させるパス回路付で、現行の地上デジタル放送を視聴することも可能。
■レベル調整スイッチ「アッテネーター」
テレビ信号の入力レベルを調整するスイッチが搭載されており、アンテナに近い位置へ取付けする場合でも過入力による信号品質の劣化を防ぐ。
■通電状態がパイロットランプで確認可能
■BSスカパーの視聴
スカパープレミアムサービスの視聴にも対応。
■電波漏えい対策
昨年4月施行の電波漏洩技術基準をクリアした高シールド設計。
マスプロ電工
新4K放送の録画可能
4Kチューナー

4K対応テレビでは、新4K衛星放送受信用のチューナーが内蔵されていない。同社では現在、4K対応テレビに接続することで新4K衛星放送が受信でき、高精細で臨場感のある映像を楽しむことができる4Kチューナーを発売している。
左旋円偏波での放送を含むすべての新4K衛星放送を視聴するためには、4Kチューナーだけでなくパラボラアンテナをはじめとする新4K8K衛星放送に対応した機器が必要になる。同社では、新4K8K衛星放送に必要な機器をすべて用意している。

【4Kチューナーのおもな特長】
①新4K衛星放送の録画が可能
推奨の外付けハードディスクを接続することで、新4K衛星放送の録画が可能となる。
②BT・2020に対応
K放送の広色域BT・2020に対応しており、色の表現範囲が大幅に拡大し「実際に目で見える色」により近い表現が可能となっている。
③GガイドHTML対応
電子番組表Gガイドに対応しているので、インターネットに接続することで様々なコンテンツの検索が可能である。
④HLG方式のHDRに対応
新4K衛星放送で採用されるHLG方式のHDRに対応しているので、高精細でより現実に近い美しい映像を見ることができる。
⑤4K(60P)に対応
4K(60P)に対応しており、動きの速いスポーツなどの映像も滑らかに表示が可能となっている。
⑥ダウンコンバート出力機能搭載
4K画質をフルハイビジョンに変換する機能を搭載しているので、現在使用している2Kテレビでも新4K衛星放送を見ることができる。

電材流通新聞2019年3月21日号掲載