無電柱化特集

メーカー各社の商品戦略

東拓工業

コンパクトに多条敷設

同社の強みは、「品質第一に徹したものづくりで顧客の満足と信頼を得る」ことを基本方針とし、素材研究から製造装置の設計にいたるまで、すべて自社内でおこなう首尾一貫した体制により、常にパイオニア精神を発揮して、時代のニーズに沿った独自の製品づくりを実践していることにある。
地中埋設関連として根強い人気を誇る角型多条敷設管(角型難燃FEP)「角型TACレックス」や地中埋設用強化可とう電線保護管「メタルパワー」は、こうした観点から開発された。

角型TACレックス(JIS C 3653附属書3適合品)
【特長】
埋め戻しが容易/堀幅・深さが小さく多条敷設がコンパクト/上下左右の曲がり配管が容易/優れた耐圧強度/ケーブルの引込みが容易/優れた難燃性/継手接続作業がワンタッチ/位置安定性
【用途】
電線共同溝用管路材/電気設備等の電線・ケーブル多条敷設/トンネル側道の電線・通信線多条敷設/橋梁部の電線多条添架
メタルパワー(JIS C 3653附属書3適合品)
【特長】
圧縮強度に優れる/軽量で長尺/耐熱圧縮強度に優れる/通線性に優れる/可とう性に優れる/難燃性に優れる/耐候性、耐蝕性に優れる
【用途】
浅層埋設/道路下埋設/高圧引き込み/CC-BOX

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浅層埋設に十分な強度

◇C・C・BOX用地中鋼管
金属、コンクリート、碍子製品と多用な製造メーカーである同社は、その技術を生かし①ケーブル保護鋼管(KGP)②コンクリート製ハンドホール③ケーブル内蔵鋼管柱などの販売を行っている。
地中鋼管は、都市のインフラを支える電力ケーブル・電線共同溝用の管材などに主として広く採用されている。
特長としては①埋設深さ30㌢㍍の浅層埋設が可能な強度がある(輻輳する地下埋設物の迂回に対応しやすい)②耐衝撃性に優れている(ツルハシで通常掘削する衝撃では貫通することはない)③耐振性能が高い(管軸圧縮試験に優れている)④施工性が良い(管の接続は防水性に優れ、差込式になっており滑剤の必要もない)⑤防食性・耐久性に優れている(通常の配管用炭素鋼管より厚い亜鉛メッキを施している)。
このほかにも、管内外面ともに滑らかに製作されており、ケーブルシースにキズをつけず入線することが容易――などがある。
さらに、現場施工ニーズから、各種の試験を重ねた結果、軽量・長尺化された改良KGP(地中鋼管)を開発し、平成18年6月から販売を開始して好評を得ている。
コンクリート製ハンドホールは、電力仕様に基づいて、設計・生産されているため、C・C・BOXなどの内空断面、強度などに適合しているだけでなく、ハンドホールの設置工事や、ケーブル入線工事がしやすい。
また、当然のことながら品質管理、納期管理も徹底されている。
ケーブル内蔵鋼管柱は、鋼管柱の上部に変圧器を装備し各戸に送電する。また、照明設備も設置ができ、いわば電柱と照明柱の両方機能を兼ねた鋼管柱といえる。
地域社会の環境調和によくマッチするのが最大のポイントで、それぞれの街並みによく調和できるようにカラーポールを使用しており、デザインも各種用意している。

電材流通新聞2019年10月10日号掲載