タツタ電線 電源と音声を1本で配線する複合ケーブル

 タツタ電線は、電源音声複合ケーブル「T-AS203PA」を「Inter BEE 2024」のプロオーディオ部門に出展する。

 同製品は、電源と音声を1本にまとめて内包しているため、機材の設置・修理や入れ替え時に煩わしいパワードスピーカーの配線が一度で完了する。電源ケーブルはVCT2.0㎡×3芯で、各ケーブルの外径は3.7mm。スピーカーライン(音声ケーブル/T-4E5SW)は、0.15㎡で、ユニットの外径は5.3mm。外径1.12mmの絶縁体に、シールドを2重編組遮蔽構造にした耐ノイズ対策により、クリアな音声の伝送が可能だ。

 完成品の外径は14.1mmで概算重量は100mあたり26.4kg。可とう性に優れ、柔らかく取り回しが良いことから、長距離でも配線でき、スマートな設営が可能だ。

 シースの中にVCTFと2重シールド構造の音声ケーブルを複合するのではなく、VCTFの中に音声ケーブルを内包する構造で、PSE適合品となっている。

電線新聞 4374号掲載