NECA 2018年度第1四半期 自主統計による電気制御機器の年間出荷統計発表

出荷総額1791億1000万円
(前年同期比96・7%、8期ぶりに100%割れ)

日本電気制御機器工業会(NECA)はこのほど、2018年度第1四半期の自主統計による電気制御機器の年間出荷統計を発表した。
出荷総額は1791億1千万円。前期比は19億5千万円減の98.9%となり、3期連続の100%割れとなった。前年同期比は61億5千万円減の96.7%となり、8期ぶりに100%を割った。
品目別では、前期比は制御用リレー、PLC/FAシステム機器、制御用専用機器が100%を割った。前年同期比は操作用スイッチ、PLC/FAシステム機器、制御用専用機器が100%を割った。前年同期比でPLC/FAは2ケタの減少となった一方、検出用スイッチは8期連続、制御用リレーは5期連続で100%を超えた。
〈国内〉
国内の出荷額は1061億4千万円。前期比は6億5千万円減の99.4%となったが、6期連続で1千億円を超えた。前年同期比は46億8千万円増の104.6%となり、8期連続の100%超えとなった。
品目別では、前期比は制御用リレー、PLC/FAシステム機器、制御用専用機器が100%を割った。前年同期比は5大品目すべて100%を超えた。前年同期比で検出用スイッチ、制御用リレー、PLC/FAシステム機器、制御用専用機器の4品目は8期連続、操作用スイッチは6期連続の100%超えとなった。
〈輸出〉
輸出の出荷額は729億7千万円。前期比は13億円減の98.2%となり、4期連続の100%割れとなったが、7期連続で700億円を超えた。前年同期比は108億3千万円減の87.1%となった。
品目別では、前期比は制御用リレー、PLC/FAシステム機器、制御用専用機器が100%を割った。前年同期比は操作用スイッチ、PLC/FAシステム機器、制御用専用機器が100%を割った一方、検出用スイッチ、制御用リレーは100%を超えた。前年同期比で検出用スイッチは7期連続、制御用リレーは5期連続で100%を超えた。
仕向け先別では前期比、前年同期比ともに北米とヨーロッパが100%を超えた。

2018年度第1四半期出荷実績

電材流通新聞2018年8月9日号掲載