女性技術者は1.6倍、女性技能者は1.3倍に増加
(一社)日本建設業連合会は、建設業界における女性のさらなる活躍を目指し、2014年に4つの行動計画を策定した。計画に基づき、5年間の取り組みを推進した結果を公表した。
●建設業全体の結果
建設業全体では、女性技術者の数は1.1万人(2013年度)から1.8万人(2018年度)と1.6倍に増加した。また、女性技能者は8.2万人から10.4万人と1.3倍に増加した。
当初目標としていた倍増には届かなかったものの、目標に近い数値となった。特に、女性技能者については、技能者総数が1割減少する中で1.3倍の増加となったため、数字以上に評価
できるとした。
●日建連会員企業の結果
日建連会員企業における女性技術者は2,820人から5,099人の1.8倍と建設業全体の増加率を上回った。増加したことで、技術者の男女総計に対する女性技術者の比率は3.3%から5.9%の1.8倍となり、目標をほぼ達成した。
なお、女性管理職については、623人から1,437人の2.3倍と目標(倍増)を上回った。