私もひと言 泉州電業 西村元秀社長

5G、IoT等に期待 製販工一体で商習慣改善

泉州電業 西村元秀社長

銅は最近、脱炭素社会の実現に不可欠な金属「グリーンメタル」の一つとして注目されている。さらに経済動向にも敏感に反応する。これらが相まってか、銅価は昨春来、高値で推移している。寅年の相場は、荒れるとした格言があるものの、22年の銅価は、大きな下落は少ないだろうし、むしろ上がることを考慮しながら、事業を進めていきたい。

22年の景気は、不透明な要素があるものの、21年を底に上向くことに期待したい。5G、IoTや再生可能エネルギー向けの投資や、設備投資などが活発化しているためだ。そうした需要をしっかりと捕捉していけば、22年は電線業界にとって良い年になるだろう。また、この時期こそ、取引適正化ガイドラインに沿ったうえで、商習慣改善への取り組みを、スピードを出してきちんと進めていきたい。特に、製販工一体となり推進していくことが大切と考える。

電線新聞 4265号掲載