IOWNは研究構想から商用前導入へ 電線業界も光ソリューション出展

 「つくばフォーラム2026」はNTTが主催で、共催は情報通信エンジニアリング協会、通信電線線材協会、全国通信用機器材工業協同組合。後援は、NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループ、NTTアーバンソリューションズ、NTTセキュリティホールディングス、NTTインフラネット。各社の展示や基調講演のほか、NTTグループ各社と出展団体が連携する技術交流イベントなどが行われる。

 今年のつくばフォーラムは、「アクセスネットワークで拓く未来 新たな価値創造とサステナブル社会への貢献」をテーマに開催される。

 昨年はNTT東日本・西日本がメタル回線を光・モバイル回線へ移行すると発表し、日本の情報通信の歴史の転換期となった。また、NTTがIOWNのサービスを提供してから3年が経過し、IOWNはAPN、DCI(DC間光接続)、PEC(光融合デバイス)の領域で、研究構想から商用前導入へ移行している。

 今年のつくばフォーラムは、IOWN/6Gをはじめとしたアクセスネットワークの未来を感じる展示や、AIなどの最新技術を活用した研究、社会インフラ領域への新たな挑戦など、多岐にわたる研究成果が展示される。NTTグループ各社、共催団体、AS研の技術交流イベントが予定され、電線業界からも、多心光ケーブル、光ファイバ融着機、光計測器、同軸ケーブルなど、IOWNとアクセスネットワークの融合に向けたソリューションが出展される。

5月27日に基調講演

 基調講演は5月27日に2本が、つくば国際会議場(茨城県つくば市竹園2-20-3)で行われる。

 5月27日の10時20分〜11時05分は、NTTの木下真吾執行役員研究企画部門長が「光とAIを軸に研究開発CoEを目指すNTT研究所~IOWN、tsuzumi、光量子コンピュータの社会実装を通して~」をテーマに講演する。

 5月27日11時15分〜12時00分は、NTT西日本の桂一詞代表取締役副社長副社長執行役員CTO CIOによる「NTT西日本グループにおけるサービスとネットワークの過去・現在・未来」。各基調講演のライブ配信はなく、オンデマンド配信される。

技術セミナー4本

 技術セミナーは5月27日・5月28日に各2本、つくば国際会議場で、技術交流サロンは5月28日に、NTT筑波研究開発センタ(茨城県つくば市花畑1-7-1)で行われる。

 5月27日14時00分〜14時30分の技術セミナーは、AS研の谷口友宏アクセスサービスシステムプロジェクトプロジェクトマネージャが「将来のアクセスネットワークを実現する研究開発の取り組み」をテーマに講演する。

 5月27日14時40分〜15時25分は、NTT東日本の笹倉聡防災研究所所長による「地域と共に創る災害と向き合う社会モデル形成~自助・共助・公助のバランス最適化に向けた“民助”の介入~」。

 5月28日10時30分〜11時00分の技術セミナーは、AS研の工藤理一無線アクセスプロジェクト高度化無線LANグループグループリーダによる「Connect&Sense:高信頼な無線通信と無線センシングの共進化」。

 5月28日11時10分〜11時40分は、AS研の島田達也光アクセス基盤プロジェクトプロジェクトマネージャによる「AI時代を支える光アクセスネットワーク技術と今後の展望」が行われる。

 5月28日13時00分〜13時50分の技術交流サロンは「インフラ維持管理のスマート化技術は各分野を越えられるか」をテーマに、ファシリテータ本田奈月氏(AS研シビルシステムプロジェクトプロジェクトマネージャ)と3人のパネリストが事例紹介やパネルディスカッションを行う。

屋外で展示デモ

 屋外会場では、各社が独自の技術を活用した、施工現場の課題を解決するデモンストレーションを行う。

 AS研(R-2会場)は、施工障害物検知技術のデモを行う。建柱を行う際に、ケーブルなどの障害物との距離をリアルタイムに計測し、近接を検知した場合に作業者へ通知するというもの。

 なお、工業通信のブース(D-30会場)では、本紙つくばフォーラム特集号を無料配布する。

電線新聞 4432号掲載