私もひと言 大川電商の大川弘人社長

コロナ禍 銅価高も 適正利益 確保へ 両利きの経営を

大川電商の大川弘人社長

当社の21FY第1Qは、コロナ初期の20FY同期比で売上、粗利とも二桁増だが、過去最高水準で銅価が推移する中、商談ごとの銅ベース・スライド価格帯と仕入コスト高を主因に、粗利率は短期的に下降した。コロナ前の19FY同期比で増収も、粗利は未達の見込み。

21FY4月期通期は、件名が軸の前年並内定額の従来商売と、直需用拡販受注3製品等の新規商売による「両利きの経営」で増収を見込むが収益性は、価格とコスト適性化が大切だ。つまり①従来商売=銅相場の急騰②新規商売=BtoBインフラ商材のため受注まで2~3年かかる。①②ともに顧客要望に即した対面、遠隔映像ツールなどコミュニケーションの多様化に伴う伝統的営業と、アルミ電線など現在未来ニーズ向け提案など革新的営業の質量を積み重ね「会社のありたい姿」(顧客の役に立ち適正利益を両立、唯一無二の価値を提供)を実現したい。

電線新聞 4248号掲載