本紙・電線新聞は4月7〜15日に、「Wire2026欧州電線・光事情視察団」を派遣し、独・デュッセルドルフで開催された「wire&Tube 2026」(主催:メッセ・デュッセルドルフ)の展示会場を2日間にわたり視察した。今回は、ユニテック・ジャパンが取り扱うツンバッハ社のブースを紹介する。インライン計測器を得意とする同社は、wire/Tubeの両会場にブースを構え、製品の優位性を積極的に訴求した。
スイスのZumbach(ツンバッハ)社製品を日本向けに取り扱うユニテック・ジャパンは1995年に創業し、UNITEK社(オーストリア)の日本総代理店として事業を開始した。現在は電線製造用押出機および周辺機器から、プラスチック全般に用いられる測定器、洗浄機、表面処理機まで、電線製造に関わるさまざまな機器を提案する産業機器商社として信頼されている。
最終日まで大盛況
今回ユニテック・ジャパンは、取り扱いのある16社が「wire&Tube 2026」に出展した。ツンバッハ社はホール11/D41にブースを構え、初日から最終日にわたって賑わいをみせた。約15人の営業・技術スタッフが顧客を迎え、製品の特長や導入事例を交えながら説明を行った。
ツンバッハ社は1957年に設立された、世界トップクラスのインライン測定器メーカー。同社の測定機器は、電線・プラスチック業界・鉄鋼業界で広く使用されている。主に、外径・形状測定、欠陥検出、肉厚測定などのさまざまなインライン測定器は、電線・医療・自動車業界をはじめとしたあらゆる分野で豊富な実績を誇り、世界中の押出機メーカーや製造ラインで採用されている。また、世界各地の支店・代理店から、300人を超える従業員がサービスを提供している。
最新機種を実演
ツンバッハ社のブースには、AIを搭載した表面欠陥検出機「SIMAC」を中心に、平角線や異形形状を測定する「PROFILEMASTER」(PMM)などが並んだ。
SIMACは、電線、ケーブル、パイプ、ホースなど、冷間の鉄鋼製品の表面欠陥を、インラインで検出する。完全に結晶化していない化合物、焦げた材料の含有物、コーティングの欠落、傷、凹凸、色の欠陥、気泡、亀裂、穴など、検出が難しい欠陥の検出を実現する。導体は丸物に対応し、最大ラインスピードは300m/分、最大スキャンレートは14万回/秒となっている。
今回展示したのは、AIが表面欠陥検出補助を行う最新機種で、実機で行ったデモが注目を集め、多数の来場者が具体的な導入検討を進めていた。
表面欠陥検出機「SIMAC」
各種測定器を展示
PMMは、レーザー三角測量原理に基づいた、4~8個の光断面センサーを用いる。レーザー送信機と産業用CMOSカメラで構成される各センサーは、導体の周囲8カ所に配置される。
参考仕様として「PMM80」は、測定にCMOSカメラ(CMOSマトリックス)と赤色レーザーダイオードを用い、測定領域は80mmで、線速に制限はない。導体は、電線・パイプ・チューブのほか、アルミ・樹脂サッシ、ウェザーストリップなどの自動車用ゴム製品にも対応する。
ほかに、肉厚/偏芯測定機「RAYEX」を2台展示し、レーザー式計尺機「LSV」は実機でデモ測定し、測定結果の表示画面も展示した。
ツンバッハ社は「wire」会場のほかに、「Tube」会場のホール5/12にもブースを構えた。電線・ケーブルとチューブの両市場に向けて、革新的な技術と高い信








